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自動車への農薬のダメージ 岩出市

車への農薬が飛散 ダメージ回復とできる対策

車の農薬が飛散し塗装にできた黄色いシミ

H28年式 BMW X1 岩出市のお客様からの入庫です

 

植木に防虫剤を散布する際に駐車してた車にかけられてしまったそうです

 

かかったところが黄色く変色してます

 

とりあえず軽く磨いてみると

 

若干薄くなりますが簡単には取れない感じです

 

なにか溶剤で除去できないか試してみましたが全く効き目がありません

 

かけてしまった植木屋さんに何の農薬か聞いてもらいました

 

 

農薬は「スミチオン」という防虫剤でした

 

お隣の農家さんに聞いてみるとよく使われる農薬だそうです

 

 

 

スミチオンで検索してみると

 

  • 自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色する恐れがあるので、散布液がかからないよう注意してください。

と注意書きが

 

 

一応この薬品会社に取る方法があるのか問い合わせさせていただきました

 

が 「当社では該当案件で除去方法についてはわかりかねます」

 

想定内のお返事

やっぱりダメですよねぇ

 

 

農薬は車の後方からかかっていてほぼ全面にかかってました

全塗装かなぁ? と思い始めてきました

 

 

ダメかなと思いながらもう一度時間をかけて磨いてみると

BMWで塗膜が固いのもありますが徐々に取れるのが確認できました!

 

今回のダメージは深いキズや凹みではないし車が古く塗装が劣化してるわけでもないので

このシミさえ除去できればこの塗装のままのほうが車にはいいと思いましたので

塗膜は若干薄くはなりますが磨いてダメージを除去する方法でお客様にも提案して修理していくことにしました

車の農薬が飛散しバンパーにできた黄色いシミ

これはリアバンパーのシミですが

樹脂パネルのシミに関しては磨きでは取れにくいので部品交換、塗装しました

BMW1シリーズ118d Mスポーツ(F40)事故修理で入庫 シャークアンテナ交換

通常の磨きであればルーフのこのシャークアンテナを取り外して磨くことはなかなかないですが

シャークアンテナカバーが樹脂で再塗装しますし

ルーフのシミは無数にあるので取り外して作業です

BMW1シリーズ118d Mスポーツ(F40)シャークアンテナ脱着

シャークアンテナはシーリングだけで固定されてました

 

裏からナットで止まってなかったので天バリ降ろさずに済みました(^^;

交換したパーツ

未塗装の樹脂パーツへのスミチオンのダメージは目視では確認できませんでしたが念のためすべて交換

 

あとはコーティングしてお返ししました

 

またもや最後の仕上がった画像がない( ;∀;)

ダメージから回復した車

後日お客さんから頂いたお車の画像です

ありがとうございました(^^♪

 

岩出市のお客様 昔からのお友達です ありがとうございました。


今回のように農薬を飛散させて車に損害が出た場合

もちろん飛散させた側に責任があります

それと飛散事故の時は被害が数台に及ぶことがよくあります

その時に加害者側が賠償保険に入っていないと話が前に進みづらくなります

 

今回も無保険で数台の被害でしたのでお客様の車両保険で先に対応することになりました

 

 

またこういう農薬やペンキ飛散の被害は気づきにくいので

気づいた時にはどこで付いたのか分からなくなります

なので日ごろからそういう場所には注意して、洗車はこまめにして確認しましょう

 

飛散事故に遭われた方は一度ご相談ください

農薬飛散によるダメージへの対策

 飛来物飛散農薬による車へのダメージは、塗装やガラス面に悪影響を及ぼすことがあります。特に農村地域や水田周辺等、農薬散布が行われるエリアで車を運転する際には注意が必要です。できることは限られますが以下に、飛散農薬によるダメージ対策をいくつかご紹介します。

 

 

 

- 定期的な洗車

 

車の表面に付着した農薬を速やかに除去し、塗装やガラス面への影響を軽減するため、定期的な洗車が効果的です。

付着したのがわかればできるだけ早く洗い流すことをおすすめします

 

 

 

- ガラスやボディのコーティング

 

専門業者によるガラスやボディのコーティング施工は、飛散農薬によるダメージを軽減するだけでなく、汚れの付着も軽減できるためおすすめです。

 

 

 

- 農薬散布の時期を確認

 

散布が行われる時期や時間帯を事前に確認し、できるだけその時間帯を避けるか道を変えて運転することをお勧めします。

 

 

 

- 駐車場所の選定

 

農薬散布が行われるエリアから離れた場所や屋根付きの駐車場を選ぶことで、飛散農薬の被害を最小限に抑えることができます。

 

 

 

以上の対策を適切に実施することで、飛散農薬による車へのダメージを軽減することが可能です。愛車のメンテナンスにぜひ取り入れてみてください。

 

飛散農薬が車に与えるダメージは意外と深刻です。特に塗装に付着したまま放置されると、被害が拡大してしまいます。

 

自分の愛車を守るため、上記の対策をぜひ試してみてください。


R4 8月6日

農薬をボディにかけて実験してみました

 

テストに使ったパネルはN-BOXです

 

6月2日に画像手前側に通常使用の2倍の濃度のスミチオンを散布しました

この時は散布した時点で液が黄色いのがわかりました

 

 

次に6月11日通常の濃度で散布

液の色はうっすら黄色

結果は水分が乾燥してもすぐは変色は見られませんでした

5日くらいでもBMWのように黄色は見られません

店の中でパネルを置いていたので太陽に当ててみることにしました

すると徐々に黄色の斑点が出てきました

濃度が薄い分、色も薄い

 

6月23日にポリッシャーで磨いてみました

しかし上のBMWの時のように磨いて除去することは全くできませんでした

 

BMWとN-BOXの2回目の付いてる農薬の色の濃さは同じくらいに見えましたが

全く落ちる感じがしませんでした

推測ですが塗料の硬度か密度の違いのように感じました

BMWの方は塗装が固いので中々取れませんが磨いてると徐々にシミが薄くなるのがわかります

奥まで染み込んでない感じです

 

次回また時間がある時に

太陽に当たる時間が変色に影響するのか

黄色くシミになる前に洗車すればシミが現れないのか検証しようと思います

 

スミチオンによる塗装へのダメージを実験

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